海運豆辞典

船酔い

大型フェリーなど揺れの少ない船ではあまり船酔いは起こりませんが釣り船などの小型船では波の影響を受けて常にゆらゆら揺れているため船酔いをする人は少なくありません。
これは「動揺病」と言い内耳(三半規管や耳石器)で感じた揺れが脳に伝達されて、その揺れの情報量が過剰になったり、目から入る情報と耳から入る情報にずれが生じて脳が処理できる情報を超えるため、自律神経に乱れが生じて心臓、血管、胃、腸のコントロールが効かなくなって吐き気を催すのです。
これに加えてエンジンルームから漏れてくる重油の匂いで更に吐き気が強まることもあります。
当社が運航することもある日本海などは冬季は荒天によって船が長時間激しく揺れることがあります。
そのため、海のプロフェッショナルである船員でも酔うことがあります。

生成AIで作成した船酔いのイメージ

生成AIで作成した船酔いのイメージ