海運豆辞典

海流の原理

海の水は一見すると庭の池の水のようにいつも同じ場所に留まっているように見えますが、実は常に流れています。
誰もが「おやしお」や「くろしお」といった名前を一度は聞いたことがあるでしょう。
これらも海流の名前です。

海流は太陽の熱や風によって発生します。
まず水は温度の高い方から低い方へ流れる性質を持っているため赤道付近から南極や北極に向かう流れが発生します。
また、地球上には常に偏西風や貿易風という強い気流が流れています。
北緯南緯45度付近には偏西風が西から東へ、北緯南緯15度付近では貿易風が東から西へ吹いており、北緯36度付近の東京から福岡へ飛行機で往復する際に往路より復路の方が所要時間が短いのはこの偏西風が影響しているからなのです。
更に陸地や海底の地形は各地で千差万別です。
それに加えて地球の自転も海の流れに影響を及ぼしています。
この海水の温度差、強い気流、地形の違い、地球の自転が複雑に絡み合って世界各地で様々な海流が発生しているのです。

世界の海流イメージ

世界の海流イメージ(生成AIにより作成)