宇宙から見ると地球は青い海の広がる美しい水の星に見えます。
しかし、これはあくまで現在の状況であり地球が誕生した頃には全く違う表情を見せていました。
４６億年前の地球誕生時には海水が無く代わりに熱せられたマグマが地表を覆い、空には蒸気、窒素、二酸化炭素などのガスが充満しているまさに地獄のような状況であったと思われます。
その後、地球の温度が下がると大気中に含まれていた水蒸気が雨になり地表に降り注ぎます。
その後、更に気温が下がり更に雨は長期間に亘り降り続け、地球は雨の星となります。
そしてその雨が地表に溜まって原始の海が誕生するのです。
原始の海は大気中の塩酸が混じっており当初は酸性でした。
酸性の水は地表のカルシウム、ナトリウム、鉄などを溶かして、長い年月を経て、海水は中性へと変わっていきます。
海水の中に一番多く含まれるのはナトリウムイオンと塩素イオンです。
これらは食塩の原料となる物質であり、海水に溶けている物質の約８割を占めています。
だから海水は塩辛いのです。

46億年前の地球の想像図と現在の地球の対比（AIにて生成）