海運豆辞典

水平線までの距離

「海は広いな~大きい~な~♪」
誰もが子供の頃に口ずさんだことがあると思いますが、実際にどのくらいまで見えているのか考えたことはありますか?
地球は丸いので水平線までが見渡せる最長距離なのですが、その距離は「直角三角形の長辺の2乗は残りの2辺の2乗の和に
等しくなる」というピタゴラスの定理を使用すれば(地球の半径+目の高さ)の2乗から(地球の半径)の2乗を差し引いた数値の平方根が水平線までの距離として計算することができます。
注:地球は厳密には完全な球体ではないので半径の平均値を使用


砂浜に立って見渡した場合
① 6,371㎞(地球の半径)+0.0015km(人間の目の高さ)の2乗=40,589,660.113km
② 6,371㎞(地球の半径)の2乗=40,589,641km
①-②=19.113㎞
√19.113≒4.37km
人の目の高さから見える水平線までの距離は約4.37kmという事になります。
意外に短いですね。

では船の操舵室から見た場合はどうでしょうか?
当社のケミカルタンカーの例で計算してみましょう。
①6.371㎞(地球の半径)+0,0105km(操舵室に立つ人の目の高さ)の2乗≒40,589,774.791km
②6,371㎞(地球の半径)の2乗=40,589,641km
①-②≒133.79
√133.79≒11.57㎞
船の操舵室からはより遠くまで見通せることがお分かりいただけると思います。

操舵室から見た水平線のイメージ画像

操舵室から見た水平線のイメージ画像(AIで生成したイメージ)