海運豆辞典

「オモテ」と「トモ」の由来

海運会社が日常的によく使う言葉に「オモテ」と「トモ」があります。
「オモテ」は船の船首側、「トモ」は船尾側のことです。
船の前面は表側という意味合いがあるので船の進行方向側が表(オモテ)と呼ばれるようになったと言われています。
では、船尾側は「裏」と呼ぶかというと、実はそうではありません。
船尾は船首に「伴う」部分だから、「トモ」と呼ばれるようになったと言われています。
そのため艫の真後ろから吹く風のことを、真艫(まとも)と表現します。

余談ですが当社の社長が以前大阪に住んでいた時に大阪の人から、上方から江戸に向かう帆船が西風を受けて真後ろから押されて帆走することを「まとも」といい、真艫の風に押されて上方の優れた品物が江戸に下って行くため「まとも」は「ちゃんとした」という意味になったのだという話を聞いたそうです。
東京の人が聞いたら怒りそうな話ですね。

「おもて」と「とも」のイメージ

「おもて」と「とも」のイメージ(生成AIで作成)