海上職

明和フリートオーナー

崎戸 剛

第3東明丸 船長
東明汽船有限会社

Interview 1

子供のころ将来思い描いていた自分

私は長崎生まれで、小学6年の時に母親を亡くし、姉が母親代わりとなって私を育ててくれました。中学2年の初めの頃、父の仕事の関係で博多に移り、工業高校の建築科に進学し建築士になることを目指していました。家の都合により高校2年で中退したのですが、当時叔父が漁船に乗っていたので私も乗せてもらうことになりました。

全くの畑違いの仕事につきましたが、船頭のつとめで免状を取り、23歳から船長をさせてもらい、とてもありがたく思っています。

Interview 2

仕事への思い・やりがい等について教えてください

33歳の時に漁船からケミカル船に移りました。漁船の時と船内環境も大きく変わり、仕事の内容も全く分かりませんでしたが、周りの人達が良く教えてくれたので、私もがんばって早く仕事を覚えようと努力しました。

前の会社で44歳の時から船長をさせてもらっていますが、会社の人達や乗船していた周りの人達のお陰だと思っています。ですから、私も人を大切にしなければならないと心に銘じています。

船長は最終的には全ての責任を負わなくてはなりません。船の安全と船員の命を守るため、船舶を良い状態に保ち、様々な運航状況に対応できるよう心掛けています。

Interview 3

プライベートはどんなことをして過ごしていますか?

下船して自宅にいる時は、庭にある木の剪定や花壇の手入れなどをよくしています。

妻が休みの時は、車で遠出をしたりして、各地の名物をお土産に買ってきます。

3人の娘がおり、長女は結婚し家を出ましたが、次女と三女は自宅から会社に通っています。子供は大きくなりましたが、今でも一緒に旅行や食事に行く仲の良い家族だと思います。