明和徒然日記
第24回 24 ★TWENTY FOUR★
おかげさまで明和徒然日記は連載開始から丸2年、回数にして24回目を迎えた。
それにちなんで今回のテーマを「24」にしてみたのだが、あのアメリカの人気ドラマとは全く関係が無いのであしからず。
先日、お客様との会食があってお酒を少々?いただいた。
帰りに都心の駅から電車に乗ったところ運良く次の駅で目の前の席が空いた。
疲れていたので着席したら案の定、心地良い眠りに落ちてしまう。
さて、ふと気が付くと自宅の最寄り駅のひとつ手前の駅を過ぎたところだ。
「これぞサラリーマンの帰巣本能!降りる頃にちゃんと目が覚めるのだ。」などと自画自賛しつつ電車を降りた。
しかし実は過去には何度か痛い目にも会っている。
自宅の最寄り駅から遥か先の駅で目が覚めて、慌てて降りたが戻る電車は既にない。
仕方なくタクシー乗り場の長蛇の列に並んで深夜割増の高いタクシー料金を払って自宅に帰る羽目になる(途中でタクシーを降りて歩いたことも何度か・・・)
寝台特急や大晦日の終夜運転などを除いて日本の旅客鉄道は終電から始発まで数時間ほど運行しない時間帯がある。
安全運行のために線路や各種機器の保守整備をする時間が必要なことは理解しているつもりだが、いざ終電を逃すと勝手なもので「東京や大阪みたいな大都市はせめて1時間に1本でもいいから24時間運行するべきだよなぁ。」などと思ってしまう。
ところで、今更ながら明和海運は海運業である。
船は大量輸送ができる反面、鉄道やトラックに比べて圧倒的に足が遅い。
当社のケミカルタンカーも概ね時速11ノット(約20キロ)、つまりママチャリ程度のスピードしか出せない。
だから新幹線なら3~4時間、トラックでも高速道路なら10数時間で到着できる京浜地区から阪神地区や瀬戸内地区への輸送でも2泊3日の行程が必要となる。
その代わり船は一旦出航すると昼夜問わず24時間運航することができる。
もちろん1人の船員が24時間休みなく操船しているわけではなく基本的には1人の船員が1回4時間の操船を1日2回担当して合計8時間、それを3人で交代して24時間の運航を可能にしている。
また機関室では機関長や機関士が交代でエンジンの管理を行って船の運航を支えているのだ。
我々の生活にとって24時間営業といえばコンビニが身近な存在だろう。
また警察、消防、病院、自衛隊なども24時間体制で私たちの暮らしを守ってくれている社会に不可欠な存在だ。
でも皆様、ドラマのように派手ではないけれど、陸地から遠く離れた海の上にも日本の物流を24時間支え続けている船乗りたちがいることをどうぞお忘れなく。
筆者 佐藤兼好

24時間営業のコンビニ















