門(もん)散歩
Vol.5 虎ノ門ヒルズ周辺
今回ご紹介するのは・・・オープンほやほやの虎ノ門ヒルズを中心に周辺をご紹介いたします。 以前この地に当社が入居していたビルがあり、その跡地に6月11日、「虎ノ門ヒルズ」がオープンしました。
虎ノ門ヒルズ
タワー棟は1階~3階にショップ&レストラン・4階~5階にイベントスペース・6階~35階にオフィス・37階~46階にレジデンス・47階~52階にホテルがある複合施設です。 天井が高く、オープンな雰囲気で開放感があります。 敷地内にはガーデンスペースもあり芝生の緑にホッと一息。
トラのもん
タワー棟の2階飲食店ゾーンでは虎ノ門ヒルズのマスコット「トラのもん」の実物大の模型がお出迎え。 22世紀のトーキョーからタイムマシンでやってきた身長140cmのネコ型ビジネスロボットで「ドラえもん」と同じ工場で製作されました。 一見して「ドラえもん」にそっくりですが、全体が真っ白で耳があり、頭と胴体、尻尾には黒の縞模様。とっても愛嬌があって訪れた人々はこぞって記念撮影をしていて、一躍人気者になっています。 現在、グッズ販売はされていませんが検討中とのことです。 「トラのもん」は藤子プロと森ビルの共同制作です。
環状2号線
通称「マッカーサー道路」と呼ばれている環状2号線の虎ノ門ヒルズの地下を走る「築地虎ノ門トンネル」の新橋-虎ノ門間(約1.4キロ)が開通しました。
終戦直後の震災復興事業として計画され、当初の計画区間では神田佐久間町から赤坂・四谷を経て新橋に至る約9.2キロでしたが、現計画では江東区有明までの約14キロ区間に変更されています。
この新橋-虎ノ門間は用地取得が難航したため事業化が見送られていましたが戦後60年以上の時を経て、地元住民の悲願が今年達成されました。
2020年の東京オリンピックでは競技会場が集まる湾岸地区とメインスタジアムの新国立競技場を結ぶ「オリンピック道路」としての用途も期待されているとのことです。
マッカーサー道路とは・・・ GHQがアメリカ合衆国大使館(虎ノ門)から竹芝桟橋に至る幅100mの軍用道路の整備の計画をしている・・・との噂からGHQのマッカーサー元帥の名前から「(幻の)マッカーサー道路」としばしば称されていました。
シャンゼリゼ通り
道路の占用規制を緩めた「東京シャンゼリゼ・プロジェクト」が始まります。 マッカーサー道路の地上を走る「新虎通り」の歩道にパリのシャンゼリゼ通りのようなオープンカフェが今後、約150mに渡って並ぶ計画になっているそうで、いくつかのカフェは既にオープンしています。 政権が掲げる「国際戦略特区」の一環としての取り組みが東京でも動き出しました。
国際戦略特区とは・・・ 国が世界で一番ビジネスのしやすい国際都市づくりを目指し、「都市再生」、「雇用・労働」、「医療」等の規制緩和を進め外国企業、外国人の受け入れを進める為、特定の地域を限定して規制緩和をテストすること。
これまで国が特区地域の指定をするため全国各社、地方自治体からヒヤリングを重ね、3月末に第一弾の発表があり、めでたく東京も広域圏として認められました。 国が2020年の東京オリンピックを見据えて東京を国際都市化していく意思を示した結果とも考えられます。 今後、どのように「東京」が変わっていくのか楽しみでもあります。
アクセス
- 東京メトロ・銀座線 虎ノ門駅 2番出口 徒歩約5分
- 東京メトロ・日比谷線 神谷町駅 4a出口 徒歩約6分
- 東京メトロ・千代田線:丸ノ内線:日比谷線 霞が関駅 A12出口 徒歩約8分
- 都営三田線 内幸町駅 A3出口 徒歩約8分
- JR線 新橋駅 徒歩約11分