明和海運株式会社

60th anniversary

社長メッセージ

平素より明和海運グループに格別のご支援とお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

弊社は、昭和31年(1956年)に燃料油輸送からスタートし、石油液化ガスやケミカル輸送への事業拡大を図りながら、お取引様をはじめ、弊社グループに関わる全ての方々のお力添えを得て、多くの時流と変遷を乗り越えてまいりました。これも偏に皆さまからの一方ならぬご指導・ご鞭撻の賜物であると社員一同深く感謝しております。

昨年は、長引く新型コロナウイルス感染症の影響を受け続けた1年でしたが、ようやくかつての日常を取り戻せそうな希望を感じながら新年を迎えることができました。
 一方で、昨年ロシアのウクライナ侵攻という予期せぬ事態が起こりました。人類がコロナという共通の敵と戦っている中で、国と国、人と人の争いが起こったことは本当に残念で悲しいことです。犠牲になった多くの方々のご冥福と、今なお困難に直面している方々、深い悲しみや不安の中にある方々に、一日も早く心から笑顔が戻ることをお祈りするばかりです。

現在、世界は気候変動問題をはじめ、多くの深刻な社会課題に直面しており、その解決に向けた企業の役割はますます大きくなっています。また、コロナ禍を契機に、社会の在り方や人々の生活様式も大きく変化し、デジタル化や産業構造の改革が更に求められると共に、持続可能な社会実現のため、脱炭素化をはじめとする社会的ニーズが一段と高まっていることを受け、企業活動においても中長期的視点に立った課題解決が求められています。

当社において、Sustainability(サステナビリティ)の最重要課題は、私たちの本業である安全・良質な海上輸送サービスを安定的に継続して提供し、産業基礎物資のサプライチェーンを維持することです。この一連の流れを止めないことで、人々の安全・安心な生活を支えています。
 当社は、こうした責務を真摯に受け止め、社会の変化が激しく、先の見えない不確実性の高まる時代の中で、変化に対応できる組織と仕組みを作り変革することで、社会・顧客への提供価値の向上に取り組むサステナブルな企業になることを目指します。

大きく時代が動き、同時に価値観も大きく変化しています。
 当社グループは「安全・安心」と「Sustainability(サステナビリティ)」を未来の成長エンジンとし、自らの強みをより磨き続けていきます。
 同時に当社グループのあるべき姿を柔軟に見つめ直し、新たな会社のかたち、あり方を創造し、次の時代に向けて変革のスピードを上げてまいります。

皆様方におかれましては、引き続き、ご指導・ご鞭撻、さらには倍旧のお引き立て、ご厚情を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。

代表取締役
中田篤