海運豆辞典
船名の「丸」の由来
皆さんは、なぜ日本の船には「丸」が付く船名が多いのかご存じでしょうか。
ちなみに当社が運航している船も「明和丸」「明桜丸」など、全ての船名に「丸」が付いています。
「丸」の起源は複数の説があります。
平安貴族が使っていた「まろ」(麻呂、麿)という呼び名が第一人称の意味から転じて相手を敬う敬称となり、次第に自分の大切なもの(ペットや刀)に付けるようになったので、大切な船にも付けるようになった。
更にその後「まろ」が訛って「まる」になったという説。
もう一つは、小さな子供用の便器を「おまる」と呼ぶことからわかるように「丸」というのは元々大小便のような不浄なものを意味する言葉であり、不浄なものの名前をわざと付けることにより海という危険な場所に乗り出す船を悪霊や災いが避けるようにする狙いがあって付けたという説。
個人的には二つ目の説の方が説得力があると感じていますが皆さんはどう思いますか?


宝物と船の災いのイメージ(生成AIにて作成)















