明和海運株式会社

60th anniversary

海運豆知識

第99回

タンカーの積数量「液面計」と「タンクテーブル」

これを読まれている皆さまは、お風呂に何リットル水が入っているか考えたことはありますか?
船にはお風呂の容積よりはるかに大きいタンクが数多く存在します。
その代表としてカーゴタンク(貨物槽)が有ります。標準的な大きさの内航ケミカルタンカーには、8区画に分けられたタンクを装備しており大体合計で123万ℓの容量が有ります。(単位が大きいので1230㎘と言っています)
当然、貨物を積み終わった後、カーゴタンクにどのくらいの容量が入っているか把握をしなければなりません。その際使用するのが「液面計」と「タンクテーブル」と言う冊子です。
まず、甲板上または食堂に設置してある「液面計」でタンク底面からの液面の高さを読み取ります。例えば、No1タンクPORT(左側)の液面計が3-50(3m50㎝)と示しているとします。そうすると「タンクテーブル」No.1PORTのページより3-50欄を参照します。
VOLUME114.792㎥となっています。114.792㎥は114.792㎘なのでこの容量の貨物がNo.1PORTタンクに積載されていることになります。

明和丸タンクテーブル表紙
明和丸タンクテーブル

このようにして、それぞれ8タンクある巨大なカーゴタンクの積載容量を割り出しています。
他にも、船体が揺れていたり、傾斜していたりすると数量の修正を行いますがここでは割愛させていただきます。
皆さまが何気なくはいっているお風呂にも「風呂テーブル」が有あれば、湯面の高さを測るだけで、どのくらいのお湯が入っているかすぐに割り出せますね。

甲板上液面計サンプル画像
甲板上液面計サンプル画像