明和海運株式会社

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海運豆知識

第98回

エンジンテレグラフ

船は通常、常用出力(フル・アヘッド)による航海速力(10~12kn)で航行しますが、出入港、狭水道、船舶輻輳海域を航行する際は、特に慎重な操船を要すため船橋のエンジンテレグラフを使用して主機の出力と速度を調整します。
船橋のエンジンテレグラフの種類には以下のようなものがあります。
 ①フル・アヘッド(Full ahead:前進全速):船速は常用出力の70~80%程度
 ②ハーフ・アヘッド(Half ahead:前進半速):同45~55%程度
 ③スロー・アヘッド(slow ahead:前進微速):同35~45%程度
 ④デッド・スロー・アヘッド(Dead slow ahead:前進最微速):同20~30%程度
 ⑤ストップ・エンジン(Stop engine:エンジン停止)
 後進の場合は、上記アヘッド(Ahead)がアスターン(Astern)に置き換えられますが、後進速力は前進速力よりも遅く “Full astern”で”Half ahead“程度の出力にしかありません。

船橋のエンジンテレグラフ

船橋のエンジンテレグラフ