海運プラザ 海運豆知識

第30回

バルバスバウ(球状船首)について

米国の造船学者D. W. テーラーが1911年に発明したもので、船の造波抵抗(船が進むとき波をおこすことによって受ける抵抗)を打ち消すために、喫水線下の船首に丸く突出したバルブ状の突起物をバルバスバウと言います。バルバスバウの原理は、船首から突出したバルブの造る波が盛り上がった後、谷となる位置が、ちょうど船首の波の山が発生する位置に重なり、互いの波が干渉しあう結果、船の両側に作る波をなくすことが出来ます。この波をなくすことで造波抵抗が減少し燃料消費量が向上し航続距離が長くなると言った効果が上げられます。なお、バルバスバウは戦艦大和にも装備され、八パーセントの省エネ効果があったと伝えられております。

ただ、このバルバスバウにも泣きどころがあって、船がいつも同じ重さの荷物を積み、バルバスバウが喫水線下にあれば、いつでも造波抵抗を減少することが出来ますが、喫水が浅くなってバルバスバウが喫水線上に顔を出すようになると、とたんに抵抗が大きくなり、喫水の変化の大きい船には省エネ効果があまり得られない可能性があります。

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