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海運用語集

か行 |

がいこうせん(外航船)

内航船に対する言葉。日本国内の港から海外の港へ運ぶ船のこと、または逆の場合を指す。

かいじょうしうんてん(海上試運転)~Sea Trial~

新造や修繕船に船舶の諸性能(速力、操縦性能等)をチェックするため、海上に出て行う試運転。新造の時は公試という。

かいり(海里)・マイル

海上の距離単位。1マイル=約1,852m。
時速1ノット=1マイル。

過給機(かきゅうき)

燃料油が燃焼するためには一定量の空気が必要である。したがって小さなシリンダでは吸入する空気量も少ないため燃焼できる燃料油の量も少なく出力も小さい。大気圧以上に加圧した空気をシリンダ内に送り込めば、同容積のシリンダでも多量の空気を押しこむことになり、多くの燃料油を燃焼させて出力を高めることができる。これを目的として機関に装備されているのが過給機である。

かーご(Cargo)

貨物、船荷。

がすけんちき(ガス検知器)

ガス漏洩の際、また雰囲気ガスの濃度が上昇した際に、センサーでガス濃度を検知し警報を発する設備。

がすふりー(Gas Free)

タンク内に残留している引火性ガスを除去し、空気と置換する作業又は、その空気と置換された状態。やり方としては、タンク外のターボファンから強く送風し、ガスをタンク外に逃がし、ベント管(空気管)通じ、外気に逃がす。その後ガス検知器で、ガスが除去されたかどうか確認する。

可変ピッチ・プロペラ(Controllable Pitch Propeller)

翼のひねリの方向と角度を変えることで、回転数や回転方向を変えずに前進、中立、後進が可能なプロペラ。運転中に、主機関の回転数を一定にしたままでプロペラの翼の傾きを変化させて船の前後進、増減速を行う方式のプロペラのこと。従来の固定ピッチプロペラに比べ、操船が楽。 略称CPP。

カボタージュ制度

国の安全保障、国内における生活物資の安定輸送確保の観点から、国内海上輸送を自国船籍に限定するもの・欧米はじめ全世界で広く採られている制度(参考・・・船舶法第3条 日本船舶ニ非サレハ不開港場ニ寄港シ又ハ日本各港ノ間ニ於テ物品又ハ旅客ノ運送ヲ為スコトヲ得ス)

貨物海上保険(かもつかいじょうほけん)

船舶等により海上輸送される貨物が、輸送中に損傷した場合に、その損害を填補する保険。

かりばーす(仮バース)

不荷役の船が、着桟するための桟橋。メーカー敷地内の荷役用桟橋ではなく、別の桟橋(各地の公共バース)に着桟する。タンクが空の船のみ、着桟可。

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きかん(機関)

船を推進させるため必要な装置のこと、主機関(メインエンジン)や発電装置及び各種ポンプ類を指す。

きこう(起工)

船舶の建造に着手した時。

ぎそう(艤装)

進水後にされる各種機器類の設置・整備、配管の取付、船員の部屋の中の装備のこと。これらが完成した時が「竣工」。

きっすい(喫水)

水上に浮かんでいる船の船底から水線までの垂直距離のこと。喫水の基準(ゼロ)は、船の最下面の船底。満載喫水線とは、載貨による船体の海中沈下が許される最大限度を示す線をいう。(参考・・・船舶安全法第3条「・・・船舶は国土交通省令の定むる所により満載喫水線を標示することを要す」)

きんかいせん(近海船)

近海区域(東は東経175度、西は東経94度、北は北緯63度、南は南緯11度の線に限られた海域までの航行資格を持つ船舶。中国・韓国、台湾・ベトナム・フィリピン(一部)等が入る。

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ぐろすとん(グロス・トン)

総トン数。船の大きさを指す。船内の総容積から、操舵室、賄い室、機関室、舵機室及び二重底の容積を除いたもの。100立方フィート(1000/353立方メートル)を1トンとする。

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けいかじゅうりょう(軽荷重量)

船体・期間・諸設備に法定備品のみを加えた船の自重。

ケミカル船(CHEMICAL TANKER)

危険化学品又は有害液体物質を貨物の対象とするタンカーを言う。IMO(国際海事機関)のMARPOL条約により、輸送する品目の有害度に応じ船体構造やタンク洗浄水の排出方法に規制がある。腐食性の回避及び品質管理の向上のためステンレス製のタンクを備えた船にするのが主流。

ケンペラーホース

荷役時にマニホールドに接続して使用し、積・揚荷役時に使用するので、耐油性があり内圧にも外圧にも耐えることが条件となっている。

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航海用船(こうかいようせん)

航海用船は長期契約によらず、スポットで発生した航海を1単位とした運送契約による用船形態。連続して航海用船することを連続トリップ(俗称:連トリ)と言い内航海運業法上、これを禁止している。
反語は、定期用船。

こうちょう(港長)

海上保安庁法第21条より、海上保安庁長官が任命し、担当港において船舶の航行安全、荷役の安全等のため適切な指示・指導を行う最高責任者。船舶の入出港、錨地の決定・停泊・危険物荷役の取締り等を行う。

こうはん(甲板)

デッキ。船の上部にあって、木又は鉄板を張り詰めた広く平らな床。かんぱん。

こうひ(港費)

船舶の入出港に係わる費用。綱取り・綱放し料、曳船料、岸壁使用料、入港料、船舶代理店手数料等。

こくゆ(黒油)

Dirty Oil。原油、重油等、通常黒色をしている石油の総称。対語・・・白油(はくゆ)

固定ピッチプロペラ(Fixed Pitch Propeller)

羽根が固定され、ピッチ(羽根角)が自由に変えられないプロペラ。前進の時と後進の時とで回転方向を変え、機関の逆転機構(ぎゃくてんきこう)を使ってプロペラを逆回転させています。この場合、前後進の切り替えの度に機関を逆転させなければなりません。略称FPP。対語・・・可変ピッチプロペラ。

こんたみ(コンタミネーション(contamination)の略)

直訳すると、汚染のことだが、ケミカル・タンカーの汎用船の場合、色々な荷物を運ぶため、前の荷物(液体)の一部と現在運んでいる荷物が混ざってしまい、現荷物の品質が劣化する現象(混入・着色・着臭)を指す。

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