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海運用語集

A~Z |ABDEFHIKLMOPSTV

A

AIS[Automatic Identification System:船舶自動識別装置] (えーあいえす)

船舶に搭載し、識別符号、船名、位置、針路、船速、行き先などの船舶固有のデータを自動的にVHF無線で送受信する装置。レーダーでも識別できない島影の船舶も識別できる。船舶相互間、船舶・陸上間で通信を行う。SOLAS条約(海上人命安全条約)の改正により、平成20年(2008年)7月までに、内航船舶でも500総トン数以上の船舶に対し順次搭載が義務化される。観音埼のほか、7箇所にAIS陸上局を設置し、AIS搭載船舶と自動的にデータ通信を行っている。

ARPA(Automatic Rader Plotting Aids)

自動衝突予防援助装置。レーダーに映る他船などの物標の位置をプロッティングする事により、その物標の将来位置を予測し、危険がどうかを判定する作業をコンピューターで自動処理する。

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B

Barrel (ばーれる)

1バーレルとは 原油や石油類を計量する容積の単位で、単位記号はbbl.と表記する。1バーレルは約158.9L。バーレルの語源は、14世紀頃の仏国barilで、英語で「樽」(たる)のこと

BTX (びーてぃーえっくす)

ベンゼン(Benzene)、トルエン(Toluene)、キシレン(Xylene)のこと。

BRM[Bridge resource management] (びーあーるえむ)

船舶の安全運航のため、乗務員、設備、情報など船橋(ブリッジ)において利用可能 なあらゆる資源(リソース)を有効に活用すること。航空の分野で提唱されたCRM (Cockpit resource management )の概念を船舶に応用したもの。

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D

Dead Weight Tonnage (デット・ウェイト)

船舶に積むことの出来る最大積載量を表す重量トン数。安全な海上輸送確保のための、重要な指標として使われる。満載排水量と軽荷重量との差。

DOC[Document of Compliance] (でぃーおーしー)

任意ISMにおける「適合認定書」のこと。SMCが船に対する審査であり、DOCは当該企業に対する審査である。5年毎の更新審査と1年毎の年次審査がある。

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E

ECDIS(Electronic Chart Display and information System)

電子海図表示・情報システム。ECDISは、航海用センサー(GPS等)により得られる船位情報と航海用電子海図から選定された情報を表示する事ができる。この表示画面上には航海士により入力される航路計画と航行監視、必要に応じ付加的な航海関連情報(レーダー映像、航路上の危険海域に対する警報)を重畳表示する事もできる。

E-PIRB[Emergency position indicate radio system:非常用位置指示無線標識装置] (いーぱぶ)

船舶の遭難時に無線信号(遭難信号)を発信する装置のこと。 沈没など遭難時に 406 MHzの電波を発射し、人工衛星(コンパス・サーキット)を 介して各国主管庁(日本では海上保安庁)に船名及び国籍を送信、連絡が届き次第、 捜査が行われることとなる。手動でスイッチを操作して救難電波を発射する方法と 沈没時におおむね4m以上に該当する水圧が加わると動作する水圧センサーにより 取り付け架台から自動離脱、浮上し電波を発射する方法がある。

ETA[Estimate Time of Arrival] (いーてぃーえー)

到着予定時刻のこと。Estimate…見積り、概算

ETD[Estimate Time of Departure] (いーてぃーでぃー)

出航予定時刻のこと。

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F

Fair leader (ふぇありーだー)

船体が波などで前後に動いた時に、ホーサーの損傷を防ぐために設けられた ローラー(Roller)。 ホーサーの巻き込み、巻き戻しの時に抵抗なく動作させる機能も持つ。

Fuel Oil (ねんりょうゆ[燃料油])

船舶の機関に使用される燃料用重油。品質は、動粘度の低い順にA重油、C重油となる。略称FO。

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H

Hard Port (ハードポート)

船の操舵号令の一つで、舵を左に一杯切ること。(戦時中、日本では外国語の使用が禁じられていたため、旧名を取り舵と言う)

Hawser (ほーさー)

係船索。岸壁と船舶を結ぶ(船舶を繋ぎ止める)太いロープ。素材はナイロンや ポリエステル等、化学繊維が使用されることが多い。

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I

IBCコード (あいびーしーこーど)

1986年7月以降に建造されたケミカル船については、化学薬品の危険性(毒性、腐食性、引火性等)に応じ、船舶の構造及び設備条件が規定され、タイプⅠ(二重底+厚い二重の外板(側板)、タイプⅡ(二重底+二重外板(横板)、タイプⅢ(二重底のみ)、それ以外に分類されている。

IMO (あいえむおー)

国際海事機関。International Maritime Organization, IMO)。国際間で海運問題を協議する国連の専門機関。海上航行の安全性、海運技術の向上、海洋汚染の防止等国際的な海事ルールの統一を図る目的で設置されている。1982年設立。2006年時点で166国が加盟。本部はロンドン。

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K

Knot (ノット)

1ノットは、1時間に1海里(1マイル・・・約1852m)進む速さ。10ノットでは時速約18km。Knotは、元々「結び目」という意で、昔、「結び目」をいくつも結んだロープを船から海に流し、ある一定の時間でどれだけ「結び目」が海に流れたか、時間を計ったことから、ノット(knot)と使われたそうです。

KY (けーわい)

危険(Kiken)予知(Yochi)又はその能力のこと。KYTは危険予知訓練のこと。日常、職場や作業状況の中で潜在的な危険を感じ取り、職場の集団で話し合い、作業行動を行う前に危険を予知し、安全な手段を採り、災害を未然に防止すること。

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L

LO[Lubricating Oil] (えるおー)

Luburicating Oilの略称で潤滑油のこと。または英語で Lubricantとも言う。

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M

MARPOL条約 (まーぽーるじょうやく)

船舶による汚染の防止のための国際条約(International Convention for the Prevention of Pollution from Ships)。「Marine Pollution」の頭文字をとって、MARPOL条約と称する。

MSDS (えむえすでぃーえす)

製品安全シート (Material Safety Data Sheet)のこと。化学物質や化学物質が含まれる原材料などを安全に取り扱うために必要な情報(化学物質等及び製造企業の会社情報や組成、成分情報、有害性の要約、吸引時等の応急措置等)が記載されたもの。日本では、毒物及び劇物取締法、労働安全衛生法等で指定された製品を事業者間で譲渡・提供するときに、MSDSの提供が義務化されている。

M/T (メトリックトン)

(Metric Ton)。メートル法を使用している国(日・仏等)では、質量の単位として、キログラムを基準に定義されたメートルトン(metric ton)のことを指す。1M/Tは、1000kg。これに対し、ヤード・ポンド法を使っている米・英では、米トン(ショートトン)は、907.18474kg、英トン(ロングトン)は、1016.0469088kgとなっている。

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O

OPRC-HNS議定書 (おーぴーあーるしーえいちえぬえすぎていしょ)

OPRC は「International Convention on Oil Pollution Preparedness, Response and Cooperation」の略。HNSは「Hazardous and Noxious Substances」の略。2000年に成立、2007年発効の「海洋汚染等及び海上災害防止に関する法律(海防法)」OPRC条約は、1995年発効し、日本も1995年加盟。相次ぐ大規模油流出事故への対応のため「油による汚染に関わる準備、対応及び協力に関する国際条約」のこと。汚染事故時の通報等情報の交換、油汚染に対する緊急時計画の作成等が定められている。また、2000年には、対象物質の範囲を危険物質および有害物質(HNS)に広げ、それらが海上に排出された場合には、船舶所有者等に対して、重油等の黒物油と同様に防除措置義務が課されるとともに、東京湾等の特定の3海域を航行する船舶の所有者に対し、HNSの防除資機材と要因の確保が義務付けられることになった。

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P

P&A[Procedural Arrangement]マニュアル (ぴーあんどえーまにゅある)

ケミカルタンカーを運航する上での海洋汚染防止マニュアル。2004年のMARPOL(海洋汚染防止)条約の規則改正により、「有害液体物質の分類・・・X(海洋環境に対して最大の脅威を生じるもの)、Y、Z(最も少ないもの)及び無害のものの4分類」)が改正され、有害液体物質の海洋への排出を行う場合の「設備(構造規制)の操作手順と排出方法」が、分類毎が木目細かく規定された手引書を備えなければならなった。

PPM (ぴーぴーえむ)

濃度を表す単位(100万分の1)。Part Per Millionの略。PPCは、パーセントのことで、100分の1。PPBは10億分の1、PPT(part per trillion)は1兆分の1。コンタミ時に問題になる。

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S

SES船 (えすいーえすせん)

スーパーエコシップ(Super Eco Ship)。環境と経済性に配慮した電気推進船。国交省、鉄道建設・運輸施設整備支援機構及び民間企業との技術協力により、進められている。

SMC[Safety Management Certificate] (えすえむしー)

任意ISMにおける「船舶安全管理認定書」のこと。運輸大臣(実際には地方運輸局長に委任される)による審査更新審査(5年毎)と中間審査(2年毎)がある。SMCは個々の船に対する審査になり、DOCは企業に対する審査となる。

SOLAS条約 (そーらすじょうやく)

「The International Convention for the Safety of Life at Sea」の略、1912年の豪華客船タイタニック号の沈没で犠牲者約1500人という海難事故を契機に1914年に結ばれた海上人命安全条約のことで、全員乗船可能な数の救命艇の増設や無線電信の設置等が決められ、現在(2004年発効)は、2001年米同時多発テロを契機に、国際テロの阻止を目的として、船舶自動識別装置(AIS)の早期導入や船舶識別番号の表示等が定められた。

Surveyor (さーべやー)

鑑定人。貨物の積付検査、タンク(積込前)の状態検査、喫水検査等検査証明行為を行うもの。日本では、日本海事検定協会と新日本検定協会などがある。

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T

TBM (てぃーびーえむ)

TBM~Tool Box Meetingのこと。朝礼後や問題が起きた時等において、現場でチームの力を生かし、解決や改善を図ることが必要視され、TBMが重要と言われている。船長(機関長を中心にして、その日の作業の内容や方法・段取り・問題点について短時間で話し合ったり、指示伝達を行うもの。その際、工具箱(ツール・ボックス)に座って行うことがあることからこのような名称がついている。

TPC (ティーピーシー)

毎センチ排水トン数。船を1cm平行沈下させるのに必要な重量トン数。

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V

Void space (ぼいどすぺーす)

船内空所。特定の目的に使用しない船内の区画をいう。①タンクが破損した場合に 積荷が船外への流出防止 ②衝突等により船体が損傷した場合のタンクへの損傷影響 の防止 ③海水温度がタンク(積荷)への伝達の低減により、積荷の温度変化、品質 変化、蒸発などの回避 ④バラスト水機能 ⑤危険物を収容するタンク内部への立ち 入りなくボイドスペース(タンク外側)から、漏洩検査や修繕が可能等の機能がある。

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